子どもとの登山中、「もう歩きたくない」「つまんない…」と言われたことはありませんか?
5〜7歳の子どもにとって、登山は“目的”よりも“道中の楽しさ”がカギ。親が必死に山頂を目指していても、子どもは途中で飽きてしまうのが現実です。
この記事では、6歳のみっこを育てる登山パパ“とと”が、実際に試して効果のあった「山あそび」アイデアを7つ紹介します。
どれも特別な道具不要。準備いらずで今日の山からすぐに使えるアイデアばかり。
子どもが笑顔で歩き切ってくれる、そんな登山体験のヒントになればうれしいです!
なぜ子どもは登山で飽きるの?その理由と対策
子どもが登山に飽きてしまうのは、決して“ワガママ”ではありません。
集中力の限界は「20分」が勝負!
5〜7歳の集中力は、一般的に15〜20分程度と言われています。
大人にとっては「のんびり歩く時間」でも、
子どもにとっては単調な時間が続くこと自体が退屈になりがち。

「えー、まだ〜?もう坂はやだ〜」
これは、我が家の登山でよくあるワンシーン(笑)
飽きグズりの兆候を見逃さない!
- 無言になる
- やたらと石を蹴る
- 背中を向けて座り込む
このあたりが出始めたら、すぐに遊びや声かけで気分を変えてあげるのがコツです。
子どもが夢中になる!とと家の山あそびアイデア7選

我が家が実際にやって「効いた!」と感じた山あそびを紹介します。
道具不要&簡単にできるものを厳選しました!
① 木の実・葉っぱビンゴゲーム

「赤い葉っぱ探して!」「どんぐり見つけたら1ポイント!」など、
自然の中で“宝探し”をする感覚が子どもに大ウケ。

「黄色い葉っぱゲット!」

「ずるーい!あたしも赤いの探す〜!」
最後に「1番ポイント多かった人が今日の山王!」などの称号をつけると盛り上がります。
② 名前しりとりウォーク

歩きながら、「○○→ゴリラ→ラッコ→コアラ→…」としりとりゲーム。
単調な道でも「次は何かな?」とワクワクしながら歩けます。

「とと、ルール違反!“ン”で終わったら負けだよ〜」
負けた人は「次のカーブまで歌いながら歩く」などの罰ゲームも楽しいですよ。
③ 枝でつくる“魔法のステッキ”ごっこ

お気に入りの枝を見つけたら、魔法の杖や剣に見立てて冒険ごっこスタート!
「このステッキで敵を倒すぞ〜」と戦いごっこが始まると、しばらくは自動で歩いてくれます(笑)

「とと、モンスター役やって!」
これがけっこう本気で走らされる…!
④ クイズ探偵団ごっこ

親がクイズを出して、自然の中から答えを探すあそび。
- 「この葉っぱ、何枚ある?」
- 「あの鳥の声、どこからしてる?」
- 「“ひ”から始まるものを見つけよう!」
知識というより“観察力ゲーム”なので、子どもが自分から探したくなる工夫がポイントです。
⑤ 自然音しらべ隊


「今聞こえる音、ぜんぶ言ってみよう!」

ピーーーピッピ
風の音、鳥のさえずり、川のせせらぎ…
耳をすませて遊ぶだけで、ぐっと自然に意識が向くので、心も落ち着く効果アリ。

「…カエルの声!?なんで〜山に!?」
と、予想外のリアクションが飛び出すことも(笑)
⑥ ごほうびスタンプラリー式登山

一定の場所ごとに「スタンプカード(手書きでもOK)」を渡して、
「次のポイントまでがんばったらごほうび!」という形式に。

「次のベンチでおやつタイムだぞ〜」

「がんばるっ!!」
時間ではなく“場所ベース”で目標を設定すると、子どもにとってわかりやすいです。
⑦ ぬりかべごっこ(みっこオリジナル)

最後は完全オリジナル(笑)
木陰から突然現れて

「ぬりかべ〜!」
と道をふさぐみっこ。
親は驚いたふりで

「でたー!みっこのぬりかべ〜〜!」
「うわぁ!通れない〜!」
とやると爆笑してくれます。
くだらないほどウケる。本当に意味はないですが(笑)これが山では大事です。
事前準備で“飽き対策”は8割決まる!
実は、当日だけでなく「前日夜」から準備を始めると成功率がグンと上がります。
- 一緒に「ビンゴカード」を手作り
- 山ミッション(例:「どんぐり3個見つける」)を立てる
- 出発前に「今日は〇〇レンジャー!」と役割を与える
ワクワクして登山を始められると、途中のグズりがぐっと減ります!
「もうイヤ!」の声にどう対応する?親のリアル対処法


「もうむり…あるけない…(泣)」
こうなったときの“とと的対処法”を3つ紹介します。
魔法のセリフ:「あと100歩で宝箱」
→ 明確な数+ごほうびで“できそう感”を演出!
「共感」から始める声かけ
→ 「つかれたよね〜、ととも足ぱんぱんだよ〜」とまず気持ちを受け止める
最終手段の“おんぶ”はむしろ信頼の証
→ 一度おんぶしたあとに「次はどこまで歩けるかな?」と回復を期待
まとめ|山は“遊園地”より楽しい場所にできる!
子どもにとって登山は「修行」じゃなくて「未知の遊び場」。
遊びの仕掛けと、親のちょっとした声かけ次第で、
いつもの山がワクワクの舞台に変わります。
そして、そんな登山を何度か繰り返すうちに、
ふとこんな言葉が聞けたりします。

「今日の山、遊園地より楽しかった〜♪」
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あとがき:みっこの「遊びセンス」に学ばされる日々

子どもって、どんな場所でも遊びに変える天才。
ととが「疲れたなぁ」と思ってるときに、
みっこは突然「ぬりかべ〜!」とかやってくる。
正直、それで救われることもあるんです。
登山も、親が“楽しむ気持ち”を忘れなければ、
きっと子どもにとって「また行きたい思い出」になります。
次はどんな山あそびが生まれるかな〜?
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