妊娠中の妻がいる家庭で、登山という趣味をどう楽しめばいいのか?
そんな悩みに直面しているパパたちへ。この記事では、実体験を交えながら「家族とのバランス」と「登山との向き合い方」のヒントを紹介します。
登山パパに訪れる“妊娠期”という大変化


「ねえ、とと。来週の土曜、また山?」
その一言から、僕の休日スタイルが少しずつ変わっていった。
それまで月1〜2回ペースで登っていた山。
早朝に出て昼には帰る…そんな小さな逃避行が、いつの間にか“わが家のルール違反”になりかけていたのです。
これまでの登山生活が一変!休日の過ごし方どうする?
これまでの登山生活はシンプルでした。
・金曜夜に天気予報チェック
・土曜朝に出発、昼すぎには下山
・帰って昼寝&ビール、夜は家族でまったり
だけど、かかのお腹に「なっちゃん(仮)」が宿ったその日から、我が家の“休日”の意味がガラリと変わりました。
我が家に起きた小さな変化「え、今週も山なの…?」
最初は何気ない会話でした。

「来週、晴れそうやからまた山行こうかな」

「ふーん……」
この「ふーん」に込められた意味を察することが、夫として、父として、趣味人としての分岐点だったのかもしれません。
妊娠中の妻の本音と不安を知ろう

「別に行ってきていいよ」の裏にある気持ち
「いいよ」と言われても、安心してはいけません。
妊娠中の妻の“本音”はこうかもしれません。
- 「一人で子ども見るの、大変ってわかってる?」
- 「自分だけ好きなことしてズルいな…」
- 「私の体調次第で予定が変わるって理解してる?」
表面上はOKでも、心の中ではモヤモヤしている可能性、大いにアリです。
つわり・体調の波・育児の負担…意外と知らない日常のしんどさ
妊娠中は、つわりや眠気、ホルモンバランスの変化で“何気ない日常”がとても負担になる時期です。

「みっこ〜、早く靴はいて!」

「おなかすいた〜」
そんな毎日に、かかは全力で立ち向かってくれていた。
その姿をちゃんと見ていなかった僕に、今なら言いたい。

「登山よりもっと尊い“登り坂”が、家の中にあったんやぞ」
休日に登山を選ぶ?それとも家族時間?判断のポイント

こんなときは山はガマン!家庭優先シグナル5選
- 妻が「ちょっと疲れてるかも」と言ったとき
- みっこが風邪っぽいとき
- 保育園・学校のイベント・行事の前後
- 妊婦健診が近い週
- 自分が“申し訳なさ”を感じているとき
これらのときは、潔く登山はお休み。
山は逃げません。でも、家族の信頼は積み重ねです。
逆に「行っていいよ」が本音のときのサインとは
もちろん、妻も「ずっと家にいてほしい」とは限りません。
・自分がリフレッシュしたいと思っている
・土日に一人時間がほしい(←かなりリアル)
・パパと娘の時間を作りたい
「行っていいよ」が“本音”かどうかは、前後の会話のトーンで見抜けるようになります(笑)
ととの実践!家庭と登山を両立する3つの工夫

その①「半日だけ登山」でお昼には帰宅作戦
朝4時に起きて、5時出発、10時には帰宅。
これなら「午前だけ登山」が可能になります。
短時間で登れる里山を選ぶのがコツ。
例:
- 六甲山(風吹岩まで)
- 生駒山
- 金剛山(ロープウェイ跡ルート)
その②「家事シフト制」で“かか”の負担を見える化
Googleカレンダーで「お風呂当番」「食器洗い」などを事前に割り振り。
“登山に行く週は家事を多めにやる”ルールができました。
これが意外と、かかの安心感につながったようです。
その③「予定は2週間前に申告」カレンダーで共有!
急な「今週末、山行くわ」はNG!
登山は事前に家族会議を通すルールに。
「予定を立ててくれてる」というだけで、家庭の空気が全然違います。
家族が喜ぶ!登山の“おみやげ”コミュニケーション

「お土産話」が登山を“共有体験”に変える魔法

「こんな山道があってさ〜」
「鹿と目が合ったんやで!」
そんな話をみっこにすると、目をキラキラさせて聞いてくれる。

「次はみっこも行きたいな〜」
そう言ってくれるだけで、登山の意味がグッと深まるのです。
「山みやげ」はコンビニプリンより、ちょっとした感謝の言葉
・「いつもありがとう」
・「おかげでリフレッシュできた」
・「みっこの相手してくれて助かった」
そんな“言葉のプレゼント”が、いちばん心に残ります。
妊娠期こそ“とと力”の見せどころ!

我慢=愛ではない。「どう時間を使うか」が問われるとき
ただ登山をガマンするだけじゃない。
・どう調整するか
・どう共有するか
・どう感謝を伝えるか
“趣味と家庭”というテーマは、まさにパパ力(=とと力)が試される瞬間なんです。
この時期を越えたら、もっと家族で山を楽しめる!
この妊娠期を乗り越えたら、
次は「みっこ+なっちゃん+とと+かかでのファミリー登山」が待っている!
そのときに向けて、今は“夫としてのベースキャンプ”を固める時期なんですよね。
まとめ|「山に行きたい」は“家族と生きたい”の裏返し
山に行きたい気持ちは、ただの逃避じゃない。
「自分らしさを保ちたい」
「いいパパでいたい」
「また笑顔で家族に会いたい」
そんな気持ちの裏返しだと、僕は思います。
大事なのは、その気持ちをどう表現するか、どう家族に届けるか。
それさえできれば、登山パパだって家族に愛されていいんだ。
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あとがき|“かか”に感謝。そして次の登山計画へ…
妊娠中って、ほんとうに家族のあり方を考え直すタイミングですね。
「なんで登山行きたいんやろ?」って、正直迷うこともあります。
でも迷いながら、少しずつ家族と歩調を合わせて、
それでも山を楽しんでいける――
そんな“のんびり登山パパ”の物語を、これからも書いていけたらと思います。
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