雨でも楽しめた!金勝アルプス定番周回ルートをソロで歩いてみた

登山記録

小雨予報の週末、久しぶりのソロ登山に選んだのは滋賀県の「金勝アルプス」。沢沿いの静かな登り、迫力ある滝、幻想的な樹林帯、ワクワクする岩稜歩きに、思わず見上げる奇岩の数々。竜王山の山頂こそ断念したけれど、雨だからこその魅力にも気づけた、大満足の山行でした。


金勝アルプスとは?変化に富んだ関西の低山

「金勝アルプス(こんぜアルプス)」は、滋賀県栗東市にある標高400〜600m級の低山群。
その名前には「アルプス」とついているけれど、実は標高自体は高くない。でもその“変化の豊かさ”と“登山道の面白さ”は、関西でも屈指のレベルだと思う。

関西圏からのアクセスも良好で、名神高速の「栗東IC」から車で20〜30分ほど。
今回は「一丈野駐車場」に車を停めて、定番の周回ルートへ出発。

駐車場情報

住所:〒520-2161 滋賀県大津市上田上桐生町一丈野国有林29 よ・イ林小班
トイレ:有
最寄りコンビニ:ファミリーマート 大津平野店

今回のルート:金勝山キャンプ場からの周回コース

今回歩いたのは、ソロでも人気の「定番周回コース」。

【コース概要】

  • 出発地:一丈野駐車場
  • ルート:沢沿い → 白石滝 → 天狗岩 → 竜王山(断念)→ 林道経由で周回
  • 所要時間:休憩含めて約4時間半(竜王山カット)

駐車場にはトイレもあり。登山口もわかりやすく、整備された標識があるので安心感がある。
ただし、雨の中の登山ということで今回はしっかりとレインウェア着用。ザックカバーも装着して、足元は滑りにくいソールの登山靴で武装。


雨のソロ登山スタート:沢の音と霧が心地いい

登り始めたのは朝8時過ぎ。空はどんより。
ポツポツと降る雨。正直、ちょっと気分は沈み気味だったけど…。

とと
とと

「いや、せっかく来たし、今日は“道中”を楽しむって決めたんだ」

気持ちを切り替えて、一歩目を踏み出す。
するとすぐに、足元から聞こえる沢の流れが心を癒してくれる。雨の音と重なって、なんだか耳が贅沢。

小さな橋を渡りながら、しっとり濡れた岩や苔を見ていると、まるで森の中の秘密基地を探検している気分。
霧が立ちこめてくる樹林帯の中は静かで、普段の喧騒を忘れさせてくれる。


滝と奇岩、金勝アルプスの「変化の連続」

迫力ある「落ノ滝」に出会う

しばらく歩くと「落ノ滝」に到着。
雨の影響か、水量はたっぷり。轟音とともに落ちてくる水の塊が、全身に響く。
ここでちょっと小休止。滝の前でカッパのフードを脱いで、しぶきを浴びながら深呼吸。

とと
とと

「…あぁ、やっぱり来てよかった」

心の中でそう呟いた。雨の日の滝って、晴れの日よりむしろ迫力があるかも。

樹林帯から岩場へ。そしてワクワクする岩稜歩きへ

滝を過ぎると、一気に勾配がきつくなり、しばらくは樹林帯の急登。
滑りやすい箇所もあったけど、木の根やロープを頼りにじっくり登っていく。

そして天狗岩に続くルートに差し掛かると、いよいよ“岩稜歩き”が始まる!

雨で濡れた岩は少し怖いけど、足元を確かめながらゆっくり歩けば問題なし。
目の前に立ちはだかる巨大な岩たちに、自然とテンションも上がってくる。

栗東トレーニングセンターの施設が眼下に見えて、思わず「おお!」と声が出る。
雨雲の間から一瞬、山の向こうの青空も見えた。

奇岩めぐりと「仏岩」の神秘

金勝アルプスの名物と言えば、なんといっても“奇岩”。
まるで誰かが置いたように絶妙なバランスの岩、どこからどう見ても動物のような岩、仏様が彫ってある岩などなど。

この日は雨で人も少なかったこともあり、ひとつひとつの岩とじっくり向き合うことができた。


竜王山は断念。でも気づいた「山の魅力」

天狗岩を過ぎ、そろそろ竜王山に向かおうか…と思った頃、空から大粒の雨が。

とと
とと

「これは…ちょっとやばいかも」

しばらく様子を見たが、止む気配なし。
岩場の上でこれ以上の雨は危険と判断し、今回の山頂アタックは見送り。

正直なところ、残念ではあったけど、それよりも「無理せず下山する」という選択をした自分を少し誇らしく思った。

雨だからこそ気づけた足元の小さな花や、雨粒が滴る苔の美しさ。
“登るだけが登山じゃない”って、ほんとだなぁとしみじみ。


金勝アルプス登山の装備と注意点(雨対策も)

今回は雨山行だったこともあり、装備のありがたみを強く感じた。

✅ 雨の日登山のマスト装備

  • レインウェア(上下セパレート)
  • 防水ザックカバー
  • 防水スマホケース
  • タオル(複数枚)
  • 滑りにくい登山靴+ゲイター
  • 行動食はパッと出せる位置に!

とくに「スマホの防水」と「靴のグリップ性能」は重要。
滑りやすい岩の多い金勝アルプスでは、雨の登山は慎重さが試される。

また、登山中に急に冷えることもあるので、薄手のウィンドシェルや着替えを1枚忍ばせておくのもおすすめ。


まとめ:雨でも楽しい金勝アルプス!変化を楽しむならここ

今回の金勝アルプス登山、竜王山に行けなかったことを除けば、大満足。

  • 沢の音と霧に包まれる静けさ
  • 雨で迫力増しの滝
  • ワクワクする岩稜歩き
  • 奇岩めぐりの冒険感
  • 無理せず下山する判断と余裕

ソロ登山だったからこそ、自分のペースで景色や雰囲気を存分に楽しめたし、
雨だったからこそ、山の“もうひとつの顔”にも出会えた。



☁️あとがき

「晴れたらもっと気持ちいい山だろうな〜」なんて思いながら帰ったけど、振り返ってみれば、
あの静けさや滝の迫力は、雨の日だからこその贅沢だった気がする。

次は晴れの日に、みっこや家族と一緒に来てもいいなぁ。
そのときは天狗岩から竜王山まで、しっかりリベンジしたい!
次は裏天狗にも行きたいなぁ。


この記事が、少しでも“雨の登山も悪くないかも”と思えるきっかけになればうれしいです☂️

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