産後も山に行きたい――でも赤ちゃん連れは不安がいっぱい。この記事では、0〜2歳児と登山を楽しむための安全対策、抱っこひも活用法、授乳やおむつ替えの工夫を、パパ視点の実体験から紹介します。家族で安心して山を満喫できるヒントが詰まっています。
産後登山はできる?0〜2歳児連れの現実と準備

産後の体調と回復期間
産後すぐは、母体の回復が最優先です。一般的に産後1〜2か月は安静期間と言われますが、登山のような負荷の高い活動は、医師の許可が出てから。
私の妻・かかの場合は、産後3か月目でようやく「軽い散歩なら…」とOKが出ました。

とと
「山は逃げない。まずは家族の体が一番だよね」
と、自分に言い聞かせたのを覚えています。
赤ちゃんの月齢別にできる山行プラン
プラン
- 0〜6か月:平坦なハイキングコース、1〜2時間以内
- 6〜12か月:低山(標高差300m程度)+休憩多め
- 1〜2歳:短い距離を歩かせつつ、おんぶで補助
「登山=制覇」ではなく「自然散歩」
山頂を目指さなくてもOK。
この時期は、山に行くこと自体がイベントです。展望台までの往復や、山麓の自然公園でも十分楽しい。
抱っこひも登山の安全対策と選び方

山用に向く抱っこひもタイプ
タイプ
- 前抱きタイプ:首すわり前〜6か月向け。赤ちゃんの顔が見やすい。
- おんぶタイプ:首がすわってから。親の視界が広がり、バランスが取りやすい。
私はモンベルのベビーキャリアと、日常用のノースフェイスを使い分けています。
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歩行時の安定感・腰痛防止
ポイント
- 腰ベルトで荷重を腰に逃がす
- ストック使用で転倒リスクを減らす
- 休憩ごとに肩と腰をストレッチ

かか
「とと、急ぎすぎ!」

とと
「はい…隊長」
――ペース配分は妻の声がバロメーター。
季節ごとの赤ちゃん体温管理
注意点
- 夏:メッシュ素材+ガーゼタオルを背中に挟む
- 冬:抱っこひもカバー+ウールインナーで保温
登山中の授乳・おむつ替え完全マニュアル

授乳ケープ・ポンチョ活用術
360度カバーできる授乳ケープは必須。
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山でのおむつ替えスポットの見つけ方
スポット
- 休憩小屋や山頂ベンチ
- 木陰+レジャーシート
臭い&荷物対策
対策
- 使用済みおむつはジップロック+防臭袋に二重封
- 帰宅後すぐ処理できるよう、ザックの外ポケットに収納
実録:山頂で授乳していたら、すれ違った登山者に
「がんばってるね!」と拍手され、少し泣きそうになった。
赤ちゃん連れ登山の持ち物リスト

赤ちゃん用
CHECK
- 抱っこひも(予備のバンドやカバーも)
- 授乳ケープ
- おむつ・おしりふき
- 哺乳瓶&お湯(ミルクの場合)
- 防寒着 or 冷却グッズ(季節による)
- ガーゼタオル3〜5枚
大人用
CHECK
- レインウェア
- ストック
- 軽食&水
- ファーストエイドキット
パッキング術
CHECK
- 重い物は背中側、高い位置へ
- 赤ちゃんグッズはすぐ取り出せるポケットに
【実録】とと家の初めての抱っこひも登山

行き先は標高260mの地元の低山。距離は2.5km、往復1時間半。
当日の流れ
流れ
- 朝8時出発(気温が上がる前に)
- 20分おきに小休憩
- 山頂で授乳&おむつ替え(計30分)
トラブル
トラブル
- 前抱きで登っていたら、赤ちゃんが汗びっしょり
- ガーゼを多めに持っていなかったため、下山後に即ドラッグストアへ
成功のポイント
ポイント
- コースを短く設定
- 下山後に温泉&ソフトクリームで全員笑顔
まとめ
- 産後でも、計画次第で0〜2歳児との登山は可能
- 抱っこひもは安全性&体温管理が命
- 授乳・おむつ替えは「事前に場所を想定」がカギ
- 山頂に立つことより、家族で自然を共有することが一番の目的
おすすめ情報
あとがき
今回の記事は、なっちゃんを迎えたとと家のリアルな記録です。
「赤ちゃん連れで山なんて…」と言われがちですが、無理せず、安全第一で挑めば、最高の思い出になります。
次は秋の紅葉シーズンに、家族4人でまた低山に行く予定。
その様子もまたお届けしますね。
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