こんにちは! 「とと」です。趣味は山登りなのですが、子どもが生まれてからというもの、なかなか自分の趣味の時間を確保するのが難しくなってきました。しかも、山登りと聞くと家族は「危ないんじゃない?」「大丈夫なの?」と心配しがちですよね。
そこで今回は、「家族に自分の趣味の時間を理解してもらいたい」「安全登山のコツを知って、安心して山に行きたい!」と悩む方に向けて、私の経験を交えながらお話ししていきます。
まずは目的とゴールのおさらい
- 目的・ゴール
家族に自分の趣味の時間をとることを理解してもらい、山登りを応援してもらえるようになる。 - ターゲット読者
子育て中の親世代で、「本当は山が好きなんだけど、なかなか時間がとれない」「家族を不安にさせないようにしたい」と悩む方。
「安全登山の大原則」をしっかり押さえれば、家族の心配を軽くしつつ、自分自身も安全かつ楽しく山を満喫できます。私自身のモットーは、
生きて笑顔でおうちに帰る!!
これこそがもっとも大切な安全登山の根幹だと思っています。
家族が安心できる安全登山とは?

登山をするにあたって、家族がもっとも心配するのは「山で遭難したりケガをしたりしないか?」という点。特に子育て世代だと「パパが帰ってこなくなったらどうしよう…」「何か事故があったら子どもはどうなるの?」なんて不安を抱く方もいるでしょう。私も実際に、妻から「頂上で滑落するんじゃないの?」「熊とか出たらどうするの?」と詰め寄られたことがあります。
でも、正しく準備をすれば登山は決して“危険すぎる”スポーツではありません。むしろ、自然の中でリフレッシュできたり、体力づくりにつながったり、子どもの健やかな成長にも好影響を与えられる可能性を持った趣味だと考えています。
とはいえ、「山はなめたらあかん!」という言葉があるように、自分だけの安全対策だけでなく、家族が安心できるだけの説明と準備をきちんとしておく必要があります。ここをおろそかにすると、楽しみにしていた登山が“家族のバトルの火種”になりかねません。
登山初心者が知っておくべき5つの約束
ここでは、私が思う「安全登山の大原則」を初心者向けにまとめました。もちろんベテランの方にも再確認として役立つはず。家族の安心を得るためにも、これらをしっかり実践していきましょう。
- ① ルートと下山時間をしっかり家族に伝える
- ② 無理な計画や装備不足を避ける
- ③ 天候チェックは入念に行う
- ④ 体力管理とこまめな水分補給、休憩を心がける
- ⑤ 緊急時の連絡手段と対処法を準備
① ルートと下山時間をしっかり家族に伝える

登山口から頂上まで、そして帰りはどのルートを通って何時頃には下山する予定なのか、あらかじめ家族に共有しておきましょう。最近はスマホの地図アプリや登山専用アプリなどが充実しているので、スクリーンショットを家族に送ってあげるのも手。下山が大幅に遅れる際は必ず連絡するようにすると、家族の安心につながります。
② 無理な計画や装備不足を避ける

初心者のうちから標高の高い山や長距離の縦走に挑戦するのは危険です。装備も軽量化を意識するあまり、防寒着や雨具を省いてしまうのはご法度。山の天気は変わりやすいため、想定外の気温変化や雨・風への備えは必須です。ごく当たり前のようですが、意外に軽視されることも多いので注意しましょう。
③ 天候チェックは入念に行う

晴れ予報でも急にガスがかかったり、雷が発生することもあります。特に山の上は天気が変わりやすく、標高が上がるほど体感温度も下がるもの。天気予報だけでなく、現地のライブカメラや地元の気象情報サイトなどを活用して、当日朝も最終チェックを怠らないようにしましょう。
④ 体力管理とこまめな水分補給、休憩を心がける

山は平地よりも歩く時間が長く、思っていた以上に体力を消耗します。とくに初心者のうちは、すぐにバテてしまうこともあるので、無理せずこまめな休憩を挟むことが肝心。水分補給もしっかりして、低血糖や熱中症を防ぎつつ、余裕をもったペース配分で登りましょう。
⑤ 緊急時の連絡手段と対処法を準備

登山中にスマホの電波が届かない場所もあります。万一の遭難やケガに備えて、非常用のサバイバルシートや簡易医薬品、笛(ホイッスル)など、緊急時に役立つグッズを用意しましょう。さらに、家族との連絡が取れなくなる可能性も考慮して、下山予定時刻のタイムリミットを家族に伝えるなど、事前の取り決めをしておくと安心です。
家族の安心が生まれる「説明」と「共有」のコツ

「安全対策は自分なりにばっちりなんだけど、家族にはどう話したら納得してもらえるの?」という悩みを持つ方も多いかもしれません。ここでは、私が妻や子どもと話し合うときに意識しているポイントを紹介します。
- どんな装備を用意しているかを具体的に見せる
- なぜその山を選んだのか理由を説明する(難易度・魅力・下山時間など)
- 万一のときの連絡方法や対策を明確に伝える
- 帰宅後の過ごし方(家族サービス)も合わせて提案する
- 家族にも小さな山やハイキングを体験させてみる
例えば、「この靴は滑りにくい素材で、雪道でも安心なんだよ」「今回の山は初級者向けのコースで、急な崖がほとんどないんだ」など、具体的な情報を伝えると説得力が増します。そして「下山後は○○時には帰宅して、子どもと一緒にお風呂入って夕飯をつくるからね」と約束すると、家族も“放置されるわけじゃない”とわかり、より安心してくれるはず。
家族に応援される登山のメリット

「自分の趣味なんだから、一人で勝手に行くんだ!」と強行突破する方もいるかもしれませんが、家族の協力や理解があると登山の楽しみは倍増します。心置きなく山に行けるだけでなく、家族も「安全に帰ってくるなら応援しよう」という気持ちになるからです。
- 家族の理解で出発前のストレスが減る
「今日は本当に行っていいのかな…?」とモヤモヤしないため、気持ちよく早起きできます。子どもから「パパ、気をつけていってらっしゃい!」なんて言われたら、モチベーションも上がりますよね。 - 無事に帰ったときの達成感を共有できる
下山後、家に帰ってから「こんな景色が見れたよ」「今日は天気も良くて最高だった!」と話せる相手がいるのは幸せ。写真や動画を見せ合って、家族の興味が高まることも。 - 将来的には家族で登山する楽しみも
子どもが少し大きくなったら、一緒に登れる山を探してみるのもいいですよね。家族が安心してくれるようになると、「今度は私も行ってみようかな?」と乗り気になってくれることもあります。
まとめ
「ととの登山の大原則」は、何度でも言いますが
生きて笑顔でおうちに帰る!!
このゴールを最優先にすることで、家族に不安を与えずに趣味の山登りを続けられます。以下のポイントを守りつつ、楽しい登山ライフを満喫していきましょう。
- コースや下山時間を共有し、連絡する時間の目安をはっきり決める
- 装備や計画に無理は禁物。天候を甘く見ない
- “安全第一”を前提とした準備で、事故リスクを最小限にする
- 家族に具体的な装備や行程を伝えて、安心感を与える
- 下山後の家族サービスで「応援してよかった」と思ってもらう
登山自体は自然を肌で感じられてリフレッシュ効果も高く、ストレス解消や健康維持に大きなメリットがあります。そのうえ、しっかりと安全対策をしたうえで山を楽しむ姿を見せることで、子どもに「パパ(ママ)は挑戦する姿がカッコいい」と憧れを与えるかもしれません。
おすすめ情報
最後に、登山好きの私からおすすめしたい情報をいくつかご紹介します。家族を安心させるためにも、事前の情報収集は念入りにしておきましょう。
- 登山届提出アプリ・サイト
「コンパス」などのオンライン登山届サービスを活用して、万一の場合の捜索が早くなるようにしておく。 - 山専アプリ
山と高原地図アプリ、YAMAPなど。ルートチェックやGPS記録ができ、家族に状況報告しやすくなる。 - レインウェア・靴・ザックなどの装備見直し
長く使うものだからこそ、しっかりフィットする高品質なものを選択。 - 緊急連絡グッズ
ホイッスルやヘッドライト、応急処置キット、携帯トイレは登山の必須アイテム。 - ファミリー登山の体験談
家族を巻き込んで登山した人のブログやSNSを参考に、どんな山が家族向けか情報収集。
家族や周囲の協力を得ながら、自分の趣味を続けられるって本当に幸せなことだと思います。安全登山を実践することで、家族の安心と自分の充実を両立できるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。これからも「家族に応援されながら登山を楽しむ方法」や、初心者にもおすすめの低山・ハイキングコースなど、幅広く情報をシェアしていく予定です。山好きの皆さん、ぜひ一緒に安心&安全な登山ライフを楽しみましょう!
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