せっかく予定していた登山が“雨予報”…行く?やめる?
特に小さなお子さんを連れての登山だと、判断に迷いますよね。
この記事では、「雨の日登山は本当にしていいの?」という悩みに対して、
とと家が実際に使っている判断基準・装備・代替案を徹底紹介!
・初心者や家族登山に向けた注意点
・装備とリスク回避のコツ
・雨の日でも楽しくなる“おうち登山”のヒント
わが家のリアルな体験談とともに、雨でも気持ちが前向きになるヒントをお届けします!
雨の日の登山、そもそもやっても大丈夫?

「ちょっとくらいの雨なら…」と思う気持ち、よくわかります。
でも、登山は街での雨とはまったく別世界。
たとえば、低山でも雨の日の山道は
- 泥濘(ぬかる)みがひどくて滑る
- 草木のしずくで全身びしょ濡れ
- 気温がグッと下がって寒い!
…などなど、体力も気力も想像以上に削られます。
家族登山なら「中止」or「延期」が鉄則!
子どもが一緒なら、基本的に「雨ならやめとこ」が正解。
実際に以前、登山口で小雨が降り始めたとき、ととは「まあ行けるやろ…」と判断してしまい、
みっこ(当時5歳)と軽い山に登ったことがありました。

「レインコート着たし、いけるやろ」

「さむい〜〜〜!!ぬれた〜〜!かえりたい〜〜!!」
15分で撤退。
抱っこ・着替え・泣きながらの下山で、ダブルで疲れた日曜日になりました…。
ソロ登山や経験者なら装備&判断力で対応も
一方で、登山経験のある方なら、短時間&装備万全であれば実行可能な場合も。
たとえばこんな条件なら…
- 行き慣れた低山(標高差300m以内)
- 短時間(2〜3時間以内)
- 岩場・沢がないコース
- 装備がしっかりある
- 苔のきれいな樹林帯 ※これはむしろ雨がおススメ♪
→「午前中だけ小雨」くらいなら、むしろ静かな自然を満喫できるチャンスかもしれません。
雨天登山で注意すべき5つのリスク

登山は「雨=危険」の意識がとても大切。
以下の5つのリスクは、初心者こそ知っておきましょう!
1. 足場が滑りやすくなる(転倒・滑落)
木の根や岩場は、濡れると想像以上にツルツル。
特に子どもはスニーカーだと滑りやすく、転倒のリスク大。
2. 沢が増水して渡れなくなる
雨が降ると、普段は穏やかな沢も一気に濁流に。
ととの友人は、小さな渡渉で足を取られて流されそうになった経験も。
3. 視界不良でルートを見失う
霧やガスで視界が遮られると、道迷いのリスクが急増。
特に初めての山・標識の少ないコースは危険です。
4. 体温が下がって低体温症の危険
気温20℃でも、濡れ+風+休憩で体は急激に冷えます。
特に子どもや細身の方は注意。
5. 子どもが「歩きたくないモード」に突入
実はこれが一番やっかい。
一度「寒い・濡れた・疲れた」と感じたら、その後は抱っこモード突入…!
登山に行くかどうか迷ったときの判断基準3ステップ

では、どうやって「行く・行かない」を決めるのか?
とと家では、以下の3つを基準にしています。
【1】気象庁や登山天気のチェック
最初に見るべきは降水量・降り始め・風速・気温の変化。
たとえば…
- 午前だけ小雨(0〜1mm) → 軽めの山なら検討OK
- 午後から本降り → 迷わず中止
- 風速6m以上 → 子連れはNG
- 気温15℃以下 → 防寒対策が必須
おすすめサイト:
【2】山の標高・傾斜を確認
標高が高くなるほど、雨の影響は強くなります。
- 高山(標高1000m以上) → 雨の日は危険!
- 里山(300〜600m) → 条件次第ではOK
- 傾斜の少ない周回コース → 初心者・子連れにおすすめ
【3】同行者の年齢と体力を見る
- 子ども・初心者 →「安全最優先」
- 大人だけ・体力あり → 装備次第でOK
とと家では「かか(妻)」の一言が最終判断。

「絶対やめとき。風邪ひくわ」

「は、はい…(涙)」
雨の日に行くなら必須の装備一覧(+とと家の工夫)

どうしても雨の日に登山するなら、装備の充実が命を守ります。
とと家の「雨の日装備リスト」

- レインウェア(耐水圧10,000mm以上)
→ モンベル・ミズノなどの登山用でOK。ポンチョはNG! - ザックカバー+中身はドライバッグ
→ 替えの服・食料・カメラも小分けにして防水 - 替え靴下&インナー上下
→ とにかく濡れる!帰り道で着替えると快適度が全然違う! - トレッキングポール
→ 滑りやすい下り坂で大活躍! - 防寒着(フリースor薄手ダウン)
→ 夏でも要注意!標高が上がると一気に冷える - エスケープルート&下山時間の確認
→ 「登頂にこだわらず、引き返す勇気」が重要!
雨で登山中止!でも楽しい「おうち登山ごっこ」

中止したからといって、落ち込むのはもったいない!
むしろ雨の日は“登山ごっこ”で楽しむチャンスです。
【実際にやった!とと家の登山遊び】
1. 室内にテントを張って「山小屋ごっこ」
リビングにポップアップテントを広げて寝袋イン!

「ここに泊まりたい!今日から山小屋にしよう!」
2. カセットバーナーでホットサンド&スープ
安全に注意して、換気もOKな場所で少しキャンプ飯。
3. 山の写真で次のプランを妄想トーク

「富士山どう?」

「それはムリ〜〜(笑)」
→ 子どもと地図を見ながら、「ここ行きたいね〜」が楽しい!
4. ヘッドライト探検隊!
雨の日の夕方、部屋を暗くしてライトで探検。
押入れ・カーテン裏が山道に見えてくる不思議…!
まとめ:登らなくても、山の楽しみ方はいろいろ!
雨の日の登山は、リスクも多く判断が難しい。
でも「行かない」ことがマイナスではなく、次の登山をよりワクワクさせる準備時間にもなります。
とと家では、「雨の日=チャンスの日」として、
家族で山を感じられる工夫を続けています。
おすすめアイテム紹介
あとがき:雨の日も、家族の絆を深める時間に
登山ができなくても、
“山をきっかけに家族で笑う時間”は作れます。
そして、みっこが言った一言が、雨の登山の価値を教えてくれました。

「きょうはのぼらんけど、つぎは晴れた日に行こうね!」
そのときのキラキラした顔を見て、
「ああ、山って、こういう気持ちを育ててくれるんだな」と思ったのでした。
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